CldFltサービスのエラー
アップデート後、CldFltという謎のサービスがイベントログでエラーになってました。
正式にはWindows Cloud Files Filter Driverというデバイスドライバのようなのですが、対応するデバイスがないのかこいつの起動時にエラーになるようです。
Windowsの管理コンソール(サービス)からは発見することが出来ず、レジストリエディタでCldFltというキーワードで検索するとヒットします。
サービス名から何となく予想はできますが、ともかく今回のアプデで追加されたカーネルモードで動作するフィルタードライバのようです。
とはいえ何をするドライバなのかはっきりしない上に起動時に必ずエラーになってしまうので、手動にして自動起動しないようにしました。
具体的には下記のような修正になると思います。
【レジストリの操作は自己責任でお願いします!!!!!】
レジストリのパス
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CldFlt
その中の、StartというREG_DWORD値を1(自動)から3(手動)に変更します。
値を0(ブート)に変更してもエラーは出なくなりますが、結局ドライバはロードされませんので手動でいいと思います。
これはWindowsの修正パッチ待ちですかね。
ウィルスバスター関連サービスの問題
トレンドマイクロの製品(ウィルスバスタークラウドやコーポレートエディション等)のサービスでTrend Micro User Mode Hook Driver(tmumh)というサービスの起動でもエラーになってしまいます。
理由は不明なのですが、イベントビューアには以下のようなエラーが出ます。
tmumh サービスを、次のエラーが原因で開始できませんでした:
そのリビジョン レベルは認識されません。
これはウィルスバスタークラウドの製品の問題なので、こちらも修正モジュール待ちです。
ちなみに、このサービスは特殊なアクセス権があり値を変更しようにもアクセス拒否されてできませんでした。
細かな設定がリセットされている…
基本はアプリやユーザデータは引き継いだうえでアップデートしているのですが、システム系の設定はほぼ全て初期化されます。
なので、この辺のカスタマイズをやっている人は基本設定のやり直しになります。
特に高速スタートアップを無効にしている人は、このアップデートで有効に戻っているので確認してみましょう。
但し休止状態(ハイバーネーション)自体を無効化している人はそもそも高速スタートアップは機能しないので大丈夫です。
MS-IMEがうざいことになっている
アップデート直後にまず思ったのは、MS-IMEがかなりうざい状態になっていることでした。
具体的にはIMEモード切替やウィンドウ切替の度に画面にでかでかと、それも一瞬「あ」とか「A」とか表示されるのです。
最初はこんなもんかと思って我慢していたのですが、実際使ってみると結構うっとおしいのでこの設定も無効化しました。
こちらに手順が載ってます(これはレジストリは触りません)。
コンパネが消えた?
Windows10ではスタートメニューを右クリックすることでコントロールパネルを開くことが出来ましたが、今回のアップデートからこのリンクが消えて、代わりに「設定」が追加され、UWP版の設定画面が表示されます。
UWP版の設定画面自体機能強化が図られていて(使いやすいかどうかはともかく)一応Windows10の設定が一通りできるようになっています。
ただサードパーティーアプリが追加した設定画面などはコントロールパネルにしかなく、やはりまだUWP版画面だけでは不十分です(最終的にUWP版に統合されるのでしょうが)。
実はコントロールパネルはなくなったわけではなく、スタートメニューの「Windowsシステムツール」の中にショートカットがあります。
CORTANAでも「コント…」とかで検索するとショートカットが出てきます。
このままではアクセス性が悪くなるので、ショートカットをタスクバーにピン留めしてしまいましょう(使わない人はやらなくていいです)。