ブログ - ビデオカードと電源の選び方
高性能ビデオカードを買ったのにゲーム中にブラックアウトしたり、ゲームが起動すらしない場合があります。
ゲームによる不具合もありますが、ほとんどの場合、電源の容量不足が原因です。
当然、ゲームがOSに対応しているか確認と、マザーボードやCPUも適しているかも確認しましょう^^
動かない原因が電源?と思うかもしれませんが、意外と大事なことなのです。
使用しているビデオカードと電源容量を確認するといいと思います^^
電源の選び方は、ビデオカードで使用するW数+CPU消費W数+接続デバイス使用W数
(少し大めのW数を選ぶべし)
例:
ビデオカードGTX590(最大365W)
CPUインテル® Core™ i7 2600K プロセッサー + Z68 + USB3.0 + SSD 等(最大500W)
この例で電源を選ぶと900Wクラスが必須となり、余力も欲しいので1000Wクラスがお勧め^^
当然、GTX580のSLI構成となると最大消費電力容量の2倍となるので1200Wクラスとなります。
電源は効率も考慮して80%効率電源をお勧めします。
(省エネの対策のため80%効率電源推奨)
このクラスになると省エネとか…あんまり関係ないと思いますが大事なことです電子レンジ級ですので^^;
80PLUS表記の付いた電源を選びましょう^^;
80PLUS電源は変換効率に応じてランクがあります。
当然ランクが上がれば効率も良くなりますが、その分お値段もそれ相応に・・・。
出力 | |||||
20% | 80% | 82% | 85% | 87% | 90% |
50% | 80% | 85% | 88% | 90% | 92% |
100% | 80% | 82% | 85% | 87% | 89% |
GeForce GTX590
デュアルGPU搭載で高性能なシングルカード
GTX580を2基搭載しながらクロックを下げることで1枚のグラフィックボードに収まっています。1枚のグラフィックボードの中でSLI構成となっているため、SLIに対応したアプリケーションでないと性能が発揮できません。2枚使用するためにはQuad SLIに対応したシステムが必要です。
GTX580よりもクロックが低く設定されているためGeForce GTX580を2枚使ったSLIよりも性能が低いですが、消費電力が大幅に低く抑えられています。
高解像度で高画質な3Dゲームを3D Visionで堪能したい人向き。CUDA対応アプリケーションではほとんどの場合SLIには対応していませんのでCUDA目的の場合はGTX580へ。
最大消費電力は365W(nVIDIA公称値)で700W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は8+8ピンの接続が必要。
GeForce GTX580
シングルGPU最高の性能
GTX480のフルスペック版で電力や冷却面で設計が最適化されており、GTX480のオーバークロックモデルよりも高性能で消費電力は低くなっています。
Direct X11対応。Direct X11、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。
カードの消費電力が300W超えないようにリミッターが搭載されているようですが、通常のゲームではすべての機能が最大限に動作することは無いため、リミッターによる性能低下の影響は気にしなくて良いと考えられます。
最大消費電力は244W(nVIDIA公称値)で600W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は8+6ピン。
GeForce GTX570
高性能が買いやすく
GTX480相当の高性能で消費電力は大幅に低下。GTX470より消費電力が増えていますが、リミッターが搭載されているので電力オーバーの心配が無く安心。
Direct X11対応。Direct X11、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。
最大消費電力は219W(nVIDIA公称値)で550W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6+6ピンだが8+6ピンのRadeon HD5870より実消費電力が高い。
カードの消費電力が225Wを超えないようにリミッターが搭載されているようです。 補助電源を8+6ピンにしたくないこだわりを感じます。GTX580よりもリミッターによる性能低下が大きく現れる可能性があります。
GeForce GTX560Ti
性能・電力・価格のバランスがよい おすすめ
GTX470よりも高性能で消費電力は低下。Radeon HD6870~HD6950相当の性能です。
Direct X11対応。Direct X10/X9、CUDA、PhisX、3D Visionに最適! Direct X9でもGTX460より大幅に高性能です。 高画質で高解像度のDirect X11ゲームには性能不足になる場合もあり得ますが、一般的にはX11を含めて、多くのゲームが快適に楽しめる性能があります。
最大消費電力は170W(nVIDIA公称値)で500W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6+6ピン。アイドル時の消費電力はGTX460とほとんど変わらない。最大消費電力はRadeon HD5870相当でHD6870よりも高い。
GeForce GTX560
性能はクロックに依存
GTX560Tiよりも基本設計を低くして、クロック設定の幅を広げたモデル。GTX560Tiと変わらない性能の製品もありますが、クロックに依存するため同じ性能ならば消費電力は高くなります。製品ごとに設定されているクロック値が異なりますのでご注意ください。 GTX560Tiよりも低い性能の製品からGTX560Tiの標準モデルよりも高い性能の製品があります。
GTX560Tiの標準クロックは、コアクロック:822MHz、シェーダークロック:1644MHz、メモリクロック:4008MHzです。GTX560はコア数等が少なくなっているため、GTX560Tiと同じクロックでは性能が低くなります。
最大消費電力は製品により異なります。PCI-E補助電源は6+6ピン。
GeForce GTX550Ti
Direct X10の3Dゲームに最適なGeForce
GTX460 768MBよりも性能が低くGTX450よりも性能が高い。Radeon HD5770相当の性能です。
Direct X10/X9に最適!高画質を謳わないオンラインゲーム向き。Direct X11のゲームでは低い解像度でないと性能不足。CUDAコア数がGTX560Tiの半分しかない。
最大消費電力は116W(nVIDIA公称値)で400W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源は6ピンが1つのみ。アイドル時の消費電力はRadeon HD5770より低く負荷時は高い。
GeForce GT520
チップセットやCPU統合のグラフィックに不満がある人向き
ゲーム等の3D VISIONには非対応ですが、Bru-ray 3Dには対応しています。動画再生用として、統合GPUに満足できない人へ。
最大消費電力は29W(nVIDIA公称値)で300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源はなし。省スペースPCのロープロファイルに対応。
GeForce GT440
補助電源なしのGeForceにこだわる人向き
基本設計はGT430と同じです。クロックアップにより性能が向上しましたが、PCI-E補助電源1本のGTS450との性能差は大きく、補助電源なしのRadeon HD5670よりも低い性能で消費電力が大きい。
GeFeorceにこだわりがなければRadeon HD5670がおすすめ。性能が必要ない場合はGT430で構わない。
最大消費電力は65Wで300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源の接続が不要。
GeForce GT430
動作の軽いオンラインゲーム向き
Direct X10/X9共にGeForce GT240よりも低い性能。GT240は9600GT程度の性能なので、高画質3Dゲームはとても厳しい。シンプルで低解像度のオンラインゲーム向き。Direct X11にも対応していますが、高画質なX11のゲームには性能不足。
悩んだ場合はGTS450を選ぶのが安心。
最大消費電力は49Wで300W以上の電源が推奨。PCI-E補助電源の接続が不要。
ちなみにCPU消費電力は以下
コア 数 |
スレッド 数 |
HD Graphic |
GPU 基本 クロック |
GPU 最大 クロック |
CPU 基本 クロック |
4コア 最大 クロック |
3コア | 2コア | 1コア | TDP | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i7-2700K | 4 | 8 | 3000 | 850MHz | 1350 | 3.5GHz | 3.6 | 3.7 | 3.8 | 3.9 | 95W |
Core i7-2600K | 3.4GHz | 3.5 | 3.6 | 3.7 | 3.8 | ||||||
Core i7-2600 | 2000 | ||||||||||
Core i7-2600S | 2.8GHz | 2.9 | 3.3 | 3.7 | 3.8 | 65W | |||||
Core i5-2500K | 4 | 4 | 3000 | 850MHz | 1100 | 3.3GHz | 3.4 | 3.5 | 3.6 | 3.7 | 95W |
Core i5-2500 | 2000 | ||||||||||
Core i5-2500S | 2.7GHz | 2.8 | 3.2 | 3.6 | 3.7 | 65W | |||||
Core i5-2500T | 650MHz | 1250 | 2.3GHz | 2.4 | 2.8 | 3.2 | 3.3 | 45W | |||
Core i5-2405S | 3000 | 850MHz | 1100 | 2.5GHz | 2.6 | 2.8 | 3.2 | 3.3 | 65W | ||
Core i5-2400 | 200 | 3.1GHz | 3.2 | 3.3 | 3.3 | 3.4 | 95W | ||||
Core i5-2400S | 2.5GHz | 2.6 | 2.8 | 3.2 | 3.3 | 65W | |||||
Core i5-2320 | 4 | 4 | 3.0GHz | 3.1 | 3.2 | 3.2 | 3.3 | 95W | |||
Core i5-2310 | 2.9GHz | 3.0 | 3.1 | 3.1 | 3.2 | ||||||
Core i5-2300 | 2.8GHz | 2.9 | 3.0 | 3.0 | 3.1 | ||||||
Core i5-2390T | 2 | 4 | 650MHz | 2.7GHz | ? | 3.5 | 35W | ||||
Core i3-2130 | 2 | 4 | 2000 | 850MHz | 1100 | 3.4GHz | 3.4 | 3.4 | 65W | ||
Core i3-2125 | 3000 | 3.3GHz | 3.3 | 3.3 | |||||||
Core i3-2120 | 2000 | 3.3GHz | 3.3 | 3.3 | |||||||
Core i3-2105 | 3000 | 3.1GHz | 3.1 | 3.1 | |||||||
Core i3-2100 | 2000 | 3.1GHz | 3.1 | 3.1 | |||||||
Core i3-2120T | 650MHz | 2.6GHz | 2.6 | 2.6 | 35W | ||||||
Core i3-2100T | 2.5GHz | 2.5 | 2.5 |